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以下の書籍をターゲットとした読書会なのです。
![]() | アジャイルサムライ−達人開発者への道− (2011/07/16) Jonathan Rasmusson 商品詳細を見る |
一応ここ数カ月は皆勤で出席してるかな。
今回は特別編ということで、ワールドカフェを行いました。
ちなみに私、ワールドカフェ形式でディスカッションをやったことは横浜道場以外でも何回かあったのですが、「ワールドカフェ」という名称があったなんで今日まで知りませんでした。
ググったところによると、↓のようなカンジでやるプラクティスらしいです。今回もコレでやりました。
■ワールドカフェとは
■本物のカフェのようにリラックスした雰囲気の中で、テーマに集中した対話を行う。
■自分の意見を否定されず、尊重されるという安全な場で、相手の意見を聞き、つながりを意識しながら自分の意見を伝えることにより生まれる場の一体感を味わえる。
■メンバーの組み合わせを変えながら、4~5人単位の小グループで話し合いを続けることにより、あたかも参加者全員が話し合っているような効果が得られる。
■手順
- テーブルごとに4名着席して、グループにする。他にもいくつかグループをつくる。
- 提示された共通のテーマについて各テーブルで話し合う。
- 30分ほど話し合い、1人をホストとして残し、3人は別々のテーブルへ移動する。
- ホストがそれまでの内容を新たな3人に伝え、新たな4人でまた話し合う。
- 2.~4.を2、3回繰り返す。
- グループ内や全体で話し合った内容を共有し、まとめる。
参考(引用元)
http://world-cafe.net/about-wc.html
http://link-space.sub.jp/worldcoffe.html
今回は4名のテーブルが5つあり、テーブル移動は1回で、計2回のディスカッションを行いました。
■ワールドカフェでディスカッションしたいテーマ
参加申し込み時のアンケートから集められたテーマとして以下がありました。

■レジュメ&各テーブルで選んだテーマ

■最初のテーブル「どこまでアジャイル/スクラムのプラクティスを崩して良いか」
自分のテーブルでは、どこまでプラクティスを崩してやって良いか、というテーマでディスカッションしました。

以下はディスカッションの中で出た話。
■自分以外は新人が二人のチームなので、プランニングポーカーをやっていない。経験がないメンバーに見積もりをやってもらっても精度が上がらないので。
→ ストーリーポイント本来の相対値ではなく、新人という要素を考慮した絶対値で見積もりを行うのはどうか。例えば私が作業すると3時間のタスクを新人が作業すると10時間かかる場合、そのタスクをその新人に割り当てた上で、「10時間」という数値を割り当てる。(単位付きで)
人にタスクが単位付きで割あたってしまう弊害はあるが、見積もりの精度は上がるのでは。
■モチベーションが上がらない時は作業効率が下がる。その時は、従来のストーリポイントの数字に、モチベーションが上がらない場合の作業効率性を考慮した「ストレスポイント」が加算されるのが実状。でも、実際の見積もりでは積まない。
■守破離、という言葉があるが、いきなり破をやってないか?
■チームの人数はMAXで7人くらいだと思う。それ以上の規模だと、自分がプロジェクトの規模を見積もれないレベルになる。(見積もりがブレる)
■プラクティスを自分のチーム用にカスタマイズする必要があってするなら、全然アリでは。例えば3名のチームで朝会をやってるが、30分かけてる。話すネタがいつもあるし、余ったら勉強会みたいのやったり。
■プランニングポーカーの数字は、少し余裕を持った値を提示するようにしてる。(自分の能力が低いと周りから思われるかもしれないが、その方が自分もプロジェクトもうまく回る)
■次のテーブル「アジャイルを上手く導入するには」
アジャイルを上手くチームに導入するにはどうしたら良いか?というテーマです。
テーマに「導入」を選んだテーブルは、他にも2つくらいありました。

■やれるところからやる。例えばインセプションデッキから1つ2つピックアップしてやってみる。
■アジャイル、という用語を前面に出さない。
■Do AgileではなくBe Agile。
■そもそもアジャイルの定義がみんな違うので、最初に意識を合わせる必要がある。
■結局は人次第。面接してアジャイル向きの人員を集めるとか。
■ペアプロ(ペア作業)できない人はアジャイルに向いていない。会話できることが重要。
■アジャイルに向かない人はいる。その場合、スクラムマスターの判断で、その人をチームから外す。
■そもそも何故アジャイルである必要があるのか、という点から考える。
■最初は「アジャイルやってみたい」という興味(Do Agile)から入ってもいいのでは。きっとみんな、最初はそうだったはず。やってるうちにきっとアジャイルの本質に気づいていく。素振り重要。
(これ、そういや道場の意義そのまんまかもしれないと後で気づいた)
■シェア
各テーブルの気づきをシェアする時間では、各テーブルのオーナーが順に発表をしました。
持ち時間は各テーブル5分ずつです。以下はそこで出た意見の一部。
■外せないプラクティスについて。
・レトロスペクティブ
・インセプションデッキ
・朝会に全員同席
■全員が同じ帽子をかぶり分けるのは実際は難しい。スキルの差は数倍どころじゃないので。
→ スキルが足りない人には個別のタスクを割り当てて、その人に責任を持たせる。
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道場主の質問に参加者が回答してる真っ最中、道場主が自ら5分ぴったりで打ち切る容赦ないタイムキープ。一同ワラタ。
■KPT
最後にいつもどおりKPTです。
最初のテーブル、ペンが全部かすれた字しか書けなくて、Problemに書いておいた。
■ビアバッシュ
22時からはビアバッシュタイム。今日はピザでした。
今日のワールドカフェの感想とか、ScalaやHaskellの話とか、リア充の定義についてとか、ドラクエの復活の呪文の仕組みの話とか、もろもろで盛り上がりました。
今年最初の横浜道場でしたが、今回もとても充実したヒトトキを過ごせました。
ワールドカフェという言葉の、「カフェ」でリラックスするような感じ。
ワールドカフェ、話は盛り上がって良いのですが、自分用にメモ残すのが難しいです。ディスカッションに夢中になってると特に。実際の現場でやる時は、書記みたいのテーブル毎に置いてもいいのかも、と思いました。
最後に道場主さんはじめスタッフさん、会場提供者さん、ありがとうございました。
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