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「第2回 認定スクラムプロフェッショナルと学ぶ!ユーザーストーリーマッピング入門」に参加しました

2015/10/29(木) スクラム&ユーザーストーリーマッピング勉強会
「第2回 認定スクラムプロフェッショナルと学ぶ!ユーザーストーリーマッピング入門」に参加してきました。

connpass
http://asoview-tech.connpass.com/event/21702/

書籍「ユーザーストーリーマッピング」監訳者の川口さんを招いての勉強会なのです。

ユーザーストーリーマッピング
Jeff Patton
オライリージャパン
売り上げランキング: 25,819


場所はアソビュー株式会社さんです。
参加者は40人くらいでしょうか。

川口さんの「ユーザーストーリーマッピング」の話は、9月にあったXP祭りでも聞きました。
今回はワークショップもあるということで、とても楽しみでした。

以下、メモ。


川口恭伸氏 講演「ユーザーストーリーマッピング入門」
この日のスライドはまだ公開されてないようですが、このスライドとほぼ同じでした。


■ 参加者の立ち位置
  • スクラムを知っている 7割
  • スクラムをやっている 3割

■ 書籍「ユーザーストリーマッピング」
  • 2刷が出た。電子版も出た。

■ Agile Practice
  • 「アジャイル」と一口にいっても、種類はいろいろある。
  • 2001年のアジャイルマニフェストが唯一の定義。
  • 十数人が集まって名前を「アジャイル」と決めた。
  • 「アジャイル」という実体はなくて、宣言だけがある。
  • Scrumはスモールチームで開発する上での"OS"にあたる。
  • プルリクベースでのレビューを推進している。このあたりを新人には教えている。

■ Passion + Skills + Small Team
  • Passion: 情熱。これはあまり教えられないけど、必要。
  • Skills: 価値を届けるために実装して、初めてHappyになる。
  • Small Team: チーム大きいとうまく動かないというのが見えてきた。コミュニケーションロスが発生するし、部署間の話し合いも長くなるし。
  • この3つでほぼアジャイルを説明できた気になっている。
  • 会社に入ってくる人たちはPassionはある程度もってるはず。これは教えられない。
  • 会社に入ってきた人に学んでもらうのは、SkillsとSmall Teamでの働き方。この2つを教える。

■ Passionate Product Owner
  • CSPのコース紹介ページでJeff Pattonが書いた言葉。彼はPassionを重視している。
  • 彼はPassionに溢れすぎている・・・。
  • 日本に来て2日間のCSP研修の講師を担当したときも、いつも18時に終わらなかった。

■ いいこと思いついた!
  • ビジネスというのは、Passionに溢れている人が大体思いつく。
  • ここは、"思いつかない人"にとってはどうしょうもない。なので今日は話のスコープ外にする。

■ Idea + ??? + Happy
  • じゃあ、真ん中の???はどーするのが良いかが、ユーザーストーリーマッピングが描いている部分。

■ スクラムプロセスフレームワーク
  • Jeff Pattonが書いた図である。
  • POが要望をまとめ、PBLに落とす。PBIの優先順位付けをする。
  • PBLはPOが責任を持つ。開発チームがうまく価値を届けられるように順番を付けるのがPO。
  • まずはPBLの、上からどのくらいまでできそうかを見積もり、予測をする。
  • SBLが作業リスト。タスクに細かく割っていく。
  • 2週間のうち、初日と最後はミーティングやレビューであまり作業に使えないので、実質は8日。
  • なので1日が終わると、12.5%が終わってないといけないことになる。
  • 最初のスプリントは2週間で終わらない。見積もりが外れる。
  • 最初のスプリントは、スクラムやったことないんだからしょうがない。
  • チーム力が上がってくるとPOに負担がくる。POがスプリントプランニングまでにPBLを作れなくなる。
  • POが間に合わなくなると、「とりあえずこれ作っといて」みたいな依頼が出てくる。

■ アウトプット、成果、インパクト
  • アウトプットだけじゃ価値を提供できない。アウトプットを成果につなげ、インパクトを与えることが大事。
  • 最小限の仕事(アウトプット)で最大限のインパクトを目指したい。
  • 「生産性を上げてバックログをたくさんこなせるようになった」というのは正しく評価できているとは言えない。
  • どうやったら成果を少ない工数で確認できるか、がポイント。
  • これがユーザーストーリーマッピングの全体に流れる前提意識。

■ 3つの立場
  • PO (value): 投資効果を見る人
  • SMEs (usable): 問題領域をよく知っている人
  • 開発チーム (feasible)
  • この3つが必要。3つが揃って、インパクトあるソフトウェアが初めて作れる。
  • アジャイルを始めたい、という依頼を受けるとき、大体、3つのうち1つか揃っていない。

■ ケーキの話
  • Jeff Pattonがこの話するとバカ受けする。
  • さよならアリシア: 電話でケーキの要望として「★を5つ入れて」などを伝えたが、出来上がったケーキが想定外だった例。
  • ナッツアレルギー: 誕生日ケーキを注文する電話で「ナッツアレルギーなので(気をつけて)」と伝えたら、そのまま印字された例。
  • 「言った、言わない問題」というのがあるが、大抵は「言ったんだけど、正しく伝わってない」ことが原因。
  • 電話で伝えた人、電話を受けた人、ケーキを作る人、3人がいて、それぞれ違うこと考える。
  • なので、ケーキを食べる人がナッツアレルギーなんだ、ということが伝わらない。
  • 3人とも、ナッツアレルギー、という単語では一致しているが、理解が違う。
  • このような誤解を、なるべく時間をかけずに防ぎたい。
  • 全員同席して、なるべくグラフィカルに共有して、すばやくアップデートしていくのがユーザーストーリーマッピングのポイント。

■ ユーザーストーリー
  • Connextra社さんが決めたユーザーストーリーのフォーマット「○○として○○したい、なぜなら○○だから」は、「Connextraフォーマット」と呼ばれている。
  • このフォーマットでポイントは「○○として」の、誰の部分。ユーザーは誰なのか?ここをしっかり明らかにする。
  • 「○○として」の部分に「ユーザーとして」と書かないようにすること。具体的に誰なのかを分析して書くこと。

■ Ron Jefferies の 3C
  • 「カード」と「会話」と「確認」。
  • カード: なるべくたくさんカードを書いて、取捨選択は後でできるようにしましょう。
  • 会話: カードに書けることは限られているので、わからないことは「会話」で補完する。
  • 確認: 全部書いて渡すのではなく、まずカードを書いて、相手と調整しながら明らかにしていく。最終的に、受入基準を使って合意の記録を残す。

バックログができればOK?
  • ユーザーストーリーはバックログに積まれていれば最低限、OK。でも、これが難しい。

■ Product Backlog
  • 意外と困るポイントは、ユーザーストーリーの優先順位が変わっていくとバックログで迷子になること。
  • チームの外側にいる人にとってはバックログしか目に見えないので、プロジェクトの全体像がわからなくなりがち。
  • バックログは図示する方法がない。バックログだけだと、予算が取れない。
  • 営業は、「いつどんな機能を売り込めばいいのか?」が分からないので「もっと大きい全体計画がほしい」となる。
  • じゃあ、どうしましょうか・・・?

■ ユーザーストーリーマップ
  • Product Backlogを補うために、もう1枚マップを作る。これがユーザーストーリーマップ。
  • ユーザーストーリーマップの一番上のレーンに、ユーザがどういうことをしたいか、を機能の時系列順に並べる。
  • それに対して「どういう機能を実装するか」、がその下のレーンに来る。こうやって二次元で表す。
  • それだけじゃなくて、上が優先度が高く、下が優先度が低く、左が時系列で前で、右が時系列で後、というのが全国共通。
  • 縦に並べるカードは、主要なカード、あるいは最低限必要なカードが上にくる。
  • 一番上と次のレーンの間に線を入れる。これがリリースのライン。
  • 3ヶ月のリリースまでに何を出さないといけないかを確認できるようになってる。
  • ログイン機能は最初には作らないけど、それはリリースまでには作らないといけない。なので一番上のレーンには入れる。
  • ユーザーストーリーマップというのはこれだけで、あとは魔法なんてない。二次元で整理するのがポイント。
  • 管理するだけなら他にも手法があるけど、ユーザーストーリーマップは割りと粒度の揃いが良い。
  • プログラムを書かない人も入って、一緒に議論できる粒度で書く。作る人と要求を出す人が一緒に議論する。

■ 実例とジャーニーを使ったマップ
  • ユーザを旅行者に見立てる。時系列で考えていく。
  • 機能の羅列だけじゃなく、時系列の要素を入れる。

■ Q&A

Q1.
実例とジャーニーを使ったマップは、何人くらいでやるのか?

A1.
テーブルでやるとすると5~6人くらいが適切かもしれないが、30人くらいでやってるのもある。人数に定義はない。

---
Q2.
プロダクトバックログだけでは予算が取りづらい、という話があったが、それについて。
A2.
スプリントバックログは、3スプリント分くらいは詳細に見積もる。2週間スプリントだと、1ヶ月半分くらい。
これだと四半期といった予算期間とは、ほど遠い。
四半期単位での予算なら、その単位で計画せざるを得ないので、正確性は保証できないが「最大限の努力」でそれをやる。

---
Q3.
良いストーリーの条件に「独立性」というのがあるが、時系列の要素を入れると独立性は保てるのか?

A3.
スクラムではストーリーの独立性が言われる。良いストーリーの前提条件である「INVEST」の"I"。Independent。
技術面ではストーリーは独立させる必要があるが、お客さんにとっては、やはり、ストーリーには依存があるのが自然。

TIPS.
  • ユーザーストーリーマップは「全体像」を、プロダクトバックログは「作る順番」を表現する。
  • ユーザーストーリーマップの一番上のレーンのストーリーの中で、順位付けしたものをプロダクトバックログに積む
  • プロダクトバックログの順序が変わっても、ユーザーストーリーマップの時系列の順序は変わらない。
  • 壁は2面を使う。ユーザーストーリーマップとユーザーストーリーマップ。


ワークショップ
参加者を5~6人ずつに分け、6チーム作ってチーム毎にユーザーストーリーマップを作るワークショップをやりました。

手順は大体こんなカンジ。
1.「今日、朝起きてから家を出るまでにやったこと」を、できるだけたくさん、黄色の付箋に書き出す。(各自)

2.チームで、付箋を時系列に並べる。似てる付箋はグルーピングして寄せる。ほぼ同時に行われるものは縦に並べる。
20151029_userstorymapping01.jpg

3.ひとまとまりの付箋の集まりに、青い付箋でラベルを付ける。
20151029_userstorymapping02.jpg
左から右へ時系列に並べたストーリーの並びを「ナラティブフロー」と言う。
ひとまとまりの付箋に付けるラベル名をチームで合意し、共有する。
「あれ」、「それ」といった位置記憶で会話できるようになるのがポイント。

4.テープでリリースを2つに分ける。(模造紙の真ん中にテープを引いて、上半分と下半分のレーンに分ける)
20151029_userstorymapping03.jpg

上半分のレーンには、朝起きて家を出るまでに5分しかない場合にやること、を挙げる。残りは下のレーンへ。
4.で、最小限の場合はどこまでやるか、というのを考えました。
これはMVP(Minimum Viable Product)を残して、アウトプットの最小限とするというやつですね。

---

青い付箋でラベル付けをする際、グルーピングされた付箋の時系列情報が失われがちです。
そうならないよう、ラベル(青の付箋)の下に、各ストーリー(黄色の付箋)を時系列順に横一列で並べると良いそうです。
情報はなるべく落とさないようにすべき、とのこと。

あと、ユーザーストーリーマップのポイントは、「参加者が0.5秒で見てわかるように」だそうです。

最後に、チーム毎に成果を発表し、共有していきました。


懇親会
ワークショップ終了後、その場で懇親会です。
アソビュー株式会社さん提供(なんと無料!)のビールと軽食を戴きながら、みんなでワイワイ。

この日の参加者に、去年11月のスクラムマスター研修(CSM)を一緒に受講した方がいらっしゃったので、いろいろ会話しました。


俺も嬉しかった!

懇親会の最後には、川口さんから「ユーザーストーリーマッピング」×2冊、「Fearless Change」×1冊のプレゼントということでジャンケン大会になりました。
そして「Fearless Change」の方は最後の2人まで勝ち残って、決勝戦のジャンケン相手は、まさかのCSM同期の彼(笑

・・・負けました。今度、別のアジャイル勉強会で会ったら、読後の感想聞かせてね!


★感想:
この日のイベントに参加して、ユーザーストーリーマップの利点は、「時系列情報」と「全体像の俯瞰」という2点だと思いました。
そして、これは使えるなぁ、と思った。
バックログに載ってるバラバラのストーリーからは読み取れない情報をうまく補完していると思います。

読書会とかでいろんな人と議論できるといいなあ、と思ったので懇親会の終了後、川口さんに聞いてみたところ、読書会開催の話も出ている、とのことでした。
もし開催されるなら、是非参加して理解を深めたいですね。(書籍、まだ買ってない・・・)



川口さん、会場提供のアソビューさん、CSM同期のすーくん、関係者の皆様ありがとーございました。

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