公式サイト
http://event.shoeisha.jp/devsumi/20150219
先日、デブサミの参加メモ3発目をブログに書きました。
- 「Developers Summit 2015」に参加してきました - 其の壱 - 「ドメイン駆動設計再入門」
- 「Developers Summit 2015」に参加してきました - 其の弐 - 「モバイルアプリ開発系」
- 「Developers Summit 2015」に参加してきました - 其の三 -
3発で終わりかな、と思ってたんですが、聴講したセッションのスライドが新たに公開されたり、書き忘れてたセッションとか出てきたので、追加で3セッションのメモ残しておくことにした。
(自分の復習のため書いてるだけなので、他の人が読むには適さない!)
■ 【19-B-6】スクラムならうまくいく?~グリーのネイティブゲーム作りの歴史をひもとく、そして未来へ~
- セッション紹介: http://event.shoeisha.jp/devsumi/20150219/session/647/
- Togetter: http://togetter.com/li/784524
登壇者さん、プロジェクト外から組織横断で改善のファシリテートをしていく部署にいるということで、私が配属されている部署の位置づけにとてもよく似てます。
参考になるトコは参考にさせていただきたい、という気持ちで聴講してました。
「価値 vs 機能」のスライドで、作りたいのは「価値」だが作りやすいのは「機能」、という話題が出ましたが、このネタ、ちょうど今、ウチの部署でもよく議論しているんですよね。
人は作りやすい方に流れるので、どうしても「価値」でなく「機能」を作る方に流れてしまう・・・。
あるある~
あと、「コアとサイクル」の仮説が興味深いですね。
少人数のスクラムが適するのは「コア」や「サイクル」までで、「量産」以降ではチーム作りが異なるとのこと。
スーパーマリオの1-1面だけ作ってゲームの核を確立させるのと、そこから先の違い。
ゴールを目指して改善し続けること大事。
■ 【20-C-L】要注意!?効果の出ない技術研修に共通する3つのこと
- セッション紹介: http://event.shoeisha.jp/devsumi/20150219/session/691/
- Togetter: http://togetter.com/li/784405
軽食付のランチセッション。去年もそうでしたが、今年もサンドイッチ美味しかったです~
テーマは技術研修。
ちなみに私も会社で技術研修の講師やってます。
拝承向けの設計教育を2科目担当してるし、部署に配属された新人にも2~3日かけて講義・演習します。
■効果の出ない技術研修
- 其の1: 研修期間が固定 ⇒ 弊社、該当
- 其の2: 優れた教師がいない ⇒ わかりやすい教育になるよう、日々必死に頭捻ってます・・・
- 其の3: 個別フォローがない ⇒ 少人数の場合は、できるだけ個別に見るように心がけてます・・・
特に2で提示されてた「優れた教師の条件」、納得感がありますね。
情熱、教育の力量、人間力。
どれも磨こうと心がけてる項目なんですが、3番目の「人間力」、どーしたらいいですか・・・?
講師をやっていてよく思うのは、上司もちゃんと教育の向き不向きを考えて講師役をアサインすべき、という点です。
若手を順に講師役に割り当てていく風潮がどうしてもあるんですよね・・・
いろいろ参考になるセッションで、反省点や改善点について考える良い機会になりました。
■ 【20-D-4】モバイルを業務システムに使ったときのワクワク。今、開発者が知っておくべきこと
- セッション紹介: http://event.shoeisha.jp/devsumi/20150219/session/701/
- Togetter: http://togetter.com/li/784424
「スキルの成熟度モデル」がスライドに出てきますが、このモデル化は参考になりますね。
"知らないことは思いつけない。" という言葉、確かにそうです。
この言葉を聞いて、英語勉強法でやっとむさんがおっしゃってた、「知らない単語は聞き取れない」というフレーズを思い出しました。
「何がわからないのかわからない」という状態と、「何がわからないのか自分でわかってる」というのは大違いだと思います。
登壇者の方曰く、「こんなサービスがあるんだ、こんな接客があるんだ」というのを観察し、そこにノウハウをどう突っ込んでいけばいのかを考えることが重要とのことでした。
あと、ITの本質は「中抜き」の実現である(例:セルフサービス、ダイレクトサービス)というのは確かに。
あと、UIの重要性を説いてましたが、これも確かにそうですね。
- ノートPCを挟んで相手と向き合うのはNG!
- ディスプレイが壁になって、相手がPCに向かって何やってるのかがわからない。
- ⇒ オペレーションをオープンにすべき。
- PCに向かうとそっちに意識がいって、接客にならない。もっと話を聞け。
- ペアプロのように二人が同じディスプレイを覗きこむようにして、「問題vs私達」にすること。
- それには、お客さんが覗きこんで安心できるUIにすることが重要。お客さんは壁のない話を望んでいるんだ。
あのExcelでさえ、予想外にスマホ版はユーザに「キーを打たせず、選択で済むように努力している」そうです。
- キーボードを打たせるのではなく、「選択肢を設計する」というのが重要。
- このタイミングでユーザはこんな操作するよね?だからこういう選択肢を用意しておくと便利だよね。という感じで、きちんと考えて設計すること。
- そのためには、業務プロセスとデータ項目を整理できていることが重要。思いのほか、ここが出来てない。
■まとめ
- 何はともあれ実装スキル重要。ちっさくてもいいから実装せよ。
- 実装の際、UIには気を使え。
- そもそも業務設計できないと、UIの設計さえできないことを認識せよ。
- 知らないと思いつけないので、サービスのボキャブラリを学んでください。
- サービスに対する感度をあげてください。
この時間帯枠、どのセッション聞きに行こうか迷ってましたが、このセッションで正解でした。
★感想:
今回もダラダラと書いてしまった・・・
ただ、自分にとってはスライドとTogetterと自分のメモ読みなおして、良い復習の機会になりました。
振り返ってみると、聴講したセッションはどれも勉強になるものばかりで、ハズレと感じたものが1つもありませんでした。
それほどデブサミのセッションの品質は高いですね。
「あ、この時間帯、自分に興味ありそうなセッション無いな~」と思っても、どれか聞きに行ったほうが得られるものはとても大きいと実感しました。
来年もぜひ、参加したいと思います。
関係者のみなさま、ありがとーございました。
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