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makopi23が日々の生活で感じたことを気ままに綴るブログです。

「スクラム道場.11」に参加しました

2014/4/23(水)「スクラム道場.11」に参加してきました。

DoorKeeper
http://taoofscrum.doorkeeper.jp/events/10630

場所は品川シーサイドの楽天さんです。
参加者は12人くらいでしょうか。

今回のテーマは「スクラムが難しい状況や環境とは?」でした。
ちょうど今参加してるWGでもScrumを社内に展開していく上での課題とか整理してたところなので、個人的にはちょうどストライクなテーマなのでした。



■アジェンダ

最初に、楽天の川口さん(@kawaguti)から、今日のテーマに関連した内容の説明がありました。


この公開スライド、当日使ったものよりだいぶ歯抜けの状態のようです。
イベント当日1週間前くらいに登録されたもので、未完成バージョンっぽいけど、更新されるのだろか・・・?



■ディスカッション
参加者全員で「スクラムがうまくいかない状況」をテーマにディスカッションを行いました。
20140423_scrumdo11.jpg

概ね、以下のような感じで進みました。

1.各人で、スクラムがうまくいかなかったストーリー(経験)を付箋に書き出す。
2.1人ずつ、書き出した付箋をホワイトボードに貼りながら、付箋の内容を参加者に説明する。
3.各付箋に書かれたアンチパターンを改善する案がある人は、改善案をその付箋の右下に貼り付けて説明する。

以下、復習用に雑多なメモ書き。



■ makopi23が書いた付箋と回答 ~其の壱~
Q.
アジャイル開発では個人でなくチームで責任を全うし、チームとして評価されるべき、という考えがある。
その場合、会社で半年毎に行われるような個人査定は、どのように評価されるべきか?

A.
Agile 2011 で Linda Risingが講演で触れていた書籍に「Hard Facts」というのがある。

Hard Facts, Dangerous Half-Truths, and Total Nonsense: Profiting from Evidence-based ManagementHard Facts, Dangerous Half-Truths, and Total Nonsense: Profiting from Evidence-based Management
(2006/02/28)
Jeffrey Pfeffer、Robert I. Sutton 他

商品詳細を見る


これによると、人は以下のような感情を持つらしい。
  • 高い評価をされた人は、それが当たり前だと感じる。
  • 低い評価をされた人は、それを根に持つ


要するに、成果報酬制度はモチベーションへのマイナスの影響の方が大きいらしい。
ということを川口さんがおっしゃってたので、ググってみたら川口さんのブログがヒットした。

HARD FACTS ~ 事実に基づいた経営
http://d.hatena.ne.jp/wayaguchi/20120611/1339362414

あと、他の方からは以下のような意見がでました。
  • 個人評価をするなら、チーム全員が自分の目標と評価を公開する仕組みにしたほうが良い。
  • 360度評価で、チームメンバが個人を評価するようにする。
  • 「チーム評価+個人評価」の2段階で評価する仕組みしている。


■ makopi23が書いた付箋と回答 ~其の弐~
Q.
アジャイルやXPの有効性を偉い人に示すための数値をどう提示すればいいかに悩んでいる。

A.
参加者さんからは以下のようなアドバイスをいただきました。
  • 数値で有効性を示す指標としては「Chaos Report」というものが公開されている。
  • なぜその数値が欲しいのか、偉い人に聞いてみる。Whyを明らかにしないと数値化しても意味ない。



■ その他の雑多なメモ

  • 打ち合わせを午後のど真ん中にセッティングすると、割り込み感を感じて嫌がられる。
    • 朝会とか昼休みの直後にセッティングすると、拘束時間は同じなのに抵抗感が少なくなることがある。
    • チームに時計を合わせることが重要。

  • 相手が切羽詰っていると振る舞いに出る。逆に言うと、そこから相手の状況をキャッチでき、ヘルプに繋げられる。

  • チーム文化を維持するには、元のチームの過半数以上の人数が必要。
    • チームを解体する場合は、元のチームに半数以上を残すべき。
    • あるいは、アジャイルコーチなどの力を借りる。

  • 「シュナイダー文化モデル」というのが出てきた。ググると川口さんのブログが出てきた。


  • スキル差が大きい場合のレビューだと、指摘修正が何度も発生して効率が悪いので、ペア作業をやらせた。
    • レビュー時間も削減できたし、相手の理解度も上がった。

  • クロスファンクショアナルペアリングで異なる担当をペアにし、相手の理解度を上げる。

  • ペアプロをやってて、理解の違いがある場合はペアを交代する。
    • 理解度が高い人がナビゲータ、低い人がドライバとなるように作業をする。

  • ペアプロやるときは、100円ショップで売っているホワイトボードを手元に置いておく。
    • 2人で議論したい場合はそのホワイトボードに書くようにする。

  • GitHubを使った開発で、プルリクエストにレビュアー2人以上が「いいね」をしないとマージさせないようにした。
    • 未レビューのコードがマージされないようにした。

■ 書籍のプレゼント
最後に、川口さんから2名の方に書籍のプレゼントがありました。じゃんけん、負けた。。。

Fearless Change アジャイルに効く アイデアを組織に広めるための48のパターンFearless Change アジャイルに効く アイデアを組織に広めるための48のパターン
(2014/01/30)
Mary Lynn Manns、Linda Rising 他

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★ 感想:
みなさんが上手くいってない事項に対してみんなで解決策を考える、というコンセプトは良いですね。
私もいくつか悩みを付箋に書いて、それに対していろんな意見を貰えて、とても参考になりました。
イベントが終わった後に参加者で飲み会にも行ったんですが、こちらも濃いメンバーと濃い話が出来ました。

参加者、スタッフの皆様、ありがとーございました。
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