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「リーンとカンバンの本質と現場改善 〜平鍋さんと現場課題を考える〜」に参加しました

2013/11/28(木) 「リーンとカンバンの本質と現場改善 〜平鍋さんと現場課題を考える〜」に参加してきました。

DoorKeeper
http://leanfromthetrenches.doorkeeper.jp/events/7026

Togetter
http://togetter.com/li/596298

以下の書籍をターゲットとしたイベントなのです。
リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営
(2013/10/26)
Henrik Kniberg

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場所は渋谷のmixiさんです。
参加者は60人くらいでしょうか。満員御礼だったようです。

アジャイルは個人的にココ1~2年いろいろ学んできましたが、リーン開発について学ぶのは初です。
あ、一応エリック・リースのリーンスタートアップは読みました。
リーン・スタートアップ ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだすリーン・スタートアップ ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす
(2013/09/11)
エリック リース

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リンスタはDevloveの和波さんのイベントで興味を持ってから読んだ本ですね~

あと、この日の平鍋さんのスライドにも出てきた、楽天の川口さんの図にはリーンは3種類あると書いてあります。


この図↑。Lean Startupもリーンの一派だそうな。
ちなみに今日の「リーン開発」は、この図で言うと「Kanban」で、これもリーンの一派だそうな。
XP祭りでこの辺の話を聞いたのを思い出します。


ってなわけで、私もこの日までに「リーン開発の現場」をなんとか無事読み終え、晴れて参加したのでした。


以下、個人メモ取ったのをダラダラを書き起こしてみる。


■第一部:リーンとカンバンの本質 - 平鍋健児氏
lean from the trenches from Kenji Hiranabe


■アジェンダ

1.リーンとはなんだ?
2.スクラムとカンバンの共通点は?
3.{現れる}現場


1.リーンとはなんだ?

■Agile and Lean(P.3)
・楽天の川口さんが書いた絵について。


・右側にスクラムとXPがある
 → 建築で何回も現れる文脈と問題にパターンをつけていこう、というのが源泉。
・メアリー・ポッペンディークがLeanからAgileに線を引いいたのが先見の明だった。
 → そのため、海外では「リーン=アジャイルソフトウェア開発」と思ってる人が多い。
・LeanはTPSの系譜を持っている。
・もう一つの親が、野中郁次郎氏の「The New New Product Development Game」。
 → 私の本にその線の話は書いてあるので買いましょうw
・カンバンは目に見えることから始めるプロセスなので、日本には向いていると思っている。
・Leanをビジネスに広げたのがLean Startupで、「顧客開発」という言葉を初めて使った本。


■「リーン」と「アジャイル」の関係とは(P.4)
・第二次世界大戦後、車を多品種少量生産するために生まれたのがTPS。
・「リーン生産」と「リーン製品開発」はぜんぜん違う、という人もいる。


■スターバックスの事例
・スターバックスは、お客さんと話す時間を作るためにオペレーションを早くするためにリーンを使った。
・上から目線でなくチームで分析するサイエンティストがチームにいる。


■平鍋さんの「リーン」の定義(P.5)
1.顧客の目で「価値」を定義
 ・お客の目で見て嬉しいことをやること。

2.価値の流れを可視化
 ・定義した「価値」を目に見えるようにする

3.それを「エンドツーエンド」で「細く、速く」流れるようにする。
 ・「エンドツーエンド」とは、入ってから出るまで。
 ・つまりアイデアになってからキャッシュになるまで。
 ・ウォーターフォールは「太く」。設計や分析といった作業が「太い」。
 ・リーンはそうじゃなく、細くして、シューっと流れるようにする。

4.その流れの改善活動を、現場で実際に仕事している人々が行う
 ・この4番目が一番重要。
 ・その流れの改善活動を、「現場」の人がやること。


■Waterfall-Scrum-Kanban(P.6)
・Scrumは、ビジネスが変わったらやり方を変えられる利点が大きい。
・Kanbanはイテレーション無しでもできるのが特徴である。
・WIPの量をできるだけ小さく。「一日1個」の流しが良い。
・Waterfallは一筆書き。一回失敗すると怖い。爆弾処理のようなもので、最後は爆発して数人死ぬ。
・Scrumは爆弾を小分けにする。爆発するけど小さいから死なない。徐々に爆弾処理が上手くなる。


■リトルの法則(P.7)
・WIP = LeadTIme × Throughput
・リードタイム(サイクルタイム)とは、要求が到達してから開発が完了するまでの時間。
・WIPとは中間在庫。
・同じThroughputの場合、WIPとLeadTimeは比例する。


■安定した長さの行列で、何分待つ?(P.8)
・待ち時間 = 自分の前に並ぶ人の数 ÷ 一分後に自分の後ろに並んだ人の数

2.スクラムとカンバンの共通点は?

■ScrumとKanbanとセル生産の共通点は?(P.11)
・「セル生産」とは、一人が製品を最後まで作る方式。多品種に強い。
・3つの共通点はリーン。WIPを制限する。


■What is WIP?(P.12)
・アマゾン川を例に挙げる。川の支流が車の部品。車が売れなかったら、支流がすべて在庫になる。
・「売れたら作れ。売れなかったら作るな。」これがカンバンの原則。
・どうやって支流に情報を伝えるか?
 → WIPを少なくして、水かさを減らす。
・顧客が欲しいといったものを作る。それ以外はぜんぶ無駄。


■Yatai(or Hotdog Stand)(P.13)
・ホットドックをベルトコンベヤで作ったら無駄になる。
・全体を知ってることで改善が生まれる。知っている1つのことばっかりやっていると改善が生まれない。
・ホットドックの屋台は、ホットドックを1から全部作って、お客さんの笑顔を見れるのが利点。


■Stop starting, start finishing(P.14)
・終わるまで、やり始めてはいけない。 by Henrik Kniberg


3.{現れる}現場

■方法論の終焉(P.26)
・by アリスター・コーバーン
・「ふりかえり改善フレームワーク」を作っている。これは方法論ではない。
・Crystalの提唱者はアリスター・コーバーン。


■ポータブルかんばん(P.18)
・まな板立てにカンバンを立てた事例。いつでもどこでもカンバンが使える。


■カンバンの利点
・「ここ」とか「あれ」とか言えるのがカンバンの利点。
・ソフトウェアは目に見えないが、カンバンの前で会話することで、「ココにあるからあと2週間くらいかかる」といったような会話ができるようになる。
・エラい人に見てもらうのも、カンバンのポイントである。


■ブラジル、Ci&T社にて(P.27)
・アメリカは、オフショア開発先としてインドを利用することが多かったが、最近はブラジルとかが多い。
・なぜなら、時差が少ないから。アジャイルは会話が大事なので、時差がないことが重要。
・地球を縦に見ると、アジャイル開発できる海外の国が見つかる。緯度が近いと時差も少ない。


■現場の事例(P.29)
・【写真4】
 顧客の目が大事。あるプロジェクトでは、顧客の製品を買ってきてプロジェクトルームに置いていた。
 顧客の製品を知ることで、顧客と同じ目でものを見る努力をしていた。

・【写真6】
 システムをリリースして顧客と祝杯を挙げたときのシャンパンのコルクをずっと貯めている現場の事例。


・【写真8】
 会社に「イングリッシュゾーン」を設けていた。
 相手先と英語で悩んだららココに来い、ということで24時間開放している。


■時代の遷移(P.30)
・昔は、生産を繰り返せない時代があった。それは「工芸」と呼ばれていた。
・それが進歩し、「交換可能なパーツ」や「交換可能な人」が登場する大量生産の時代になった。
・最近は、「現場で考える人々」を求めるようにまたなってきた。


■リーン開発の本質(あとがき)(P.31)
・「人」の要素がプロセスの中心である。
・「現れる」ことこそ、現場の「現」なんだ。


■休憩
休憩時間に、リーン開発に関するCodeIQの問題が藤原さんから紹介されました。
その場で解くと、なんと図書券がもらえるとのコト!ということで・・・


ありがとうございます!ちなみに、


でした~


■第二部:「本質」を「現場」に繋げるディスカッション

■リスクを取ろうとしない、危機感が無い上司をどーするか
・まず、上司の話を聞いてあげる。そして「協力したい」と上司に表明して言う。
・そうすると上手くいくようになるのでは。
・中間管理職は辛い。。。ので「協力したい」と言うと、賛同してくれると思う。


■応受援
・トヨタには「応受援」というシステムがある。


後工程に作業が流れてこない場合は、部屋を掃除してから、前工程を助けにいく風習があるらしい。


■顧客価値
・顧客の定義には2種類ある。
 1.実際に使う人
 2.お金を払う人

・「お金を払う人」を飛び越して、「実際に使う人」が嬉しい、満足するところを見ること。
・エンドユーザにとって役に立たないとダメ。そして、それがみんなで合意できないとダメ。
・我々が作るものを「使ってくれる人」が「いいね!」と言ってくれるのが良い。


■割り込み作業の制御
・横槍の作業を付箋に書いて、見せる化して、横槍の量を上司に把握してもらうことが大事。
・これだけ割り込みがあるのでこれだけ遅れます。どうしますか?というふうに、きちんと会話する。


■WIPの「1個流し」だと、作業に関われる人が限られるので、余る人がでるのでは?
・本当にWIPで「1個」に制限してしまうと、確かに人は余るかも。
・そうじゃなく、「連続して1個が流れる」ようにするのが良い。
・どのくらいを1個で持つかは、やってみて決める。
・動いているものを目に見えるようにして、みんなの手が開かなくなるように流すようにする。
・カンバンは物理的なものだから、目に見え、人が自分で動くことができるので改善に繋がる。
・目に見えることがシグナルになる。
・それを使ってお客さんが「欲しい!」と言ったものを作る。
・ずっと流れている状態を作り、WIP制限で数を減らす。WIPの量を調整する。
・ソフトウェア開発より、モノの生産の方が未来が読みやすい。
・アジャイルの場合は、毎回違う作業をやるから、簡単には流れない。
・安定的に流すためには、カンバンをどう流すかで変わる。


★感想:
いやー、平鍋さんのお話は現場感が満載で、熱かったですねー
思わずウルッと来ちゃいました。

書籍を全部読んで、平鍋さんのありがたいお話を聞いて、リーンについて理解が深まった感があります。
この本を買うまでは、リーンなんて全然知らんかったのに。

特に、書籍で大規模プロジェクトの事例を扱っている点がとても参考になりました。
こーゆう大規模事例を本として体系的に説明してくれている本って、なかなか無いんですよね。

平鍋さん、市谷さん、藤原さんはじめ、会場提供さん、参加者のみなさんありがとうございました~
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