2023/7/14(金)~7/17(月)の4日間、自転車で福島県いわき市~宮城県女川町まで、被災地の沿岸沿いを走ってきました。
このブログはその4日目(2023/7/17)の旅日記になります。
1日目の日記は
こちら。
4日目(2023/7/17)のスタート
4連休の最終日は宮城県仙台市のネットカフェからスタートです。

田んぼの緑が綺麗です。

鹽竈神社へ。

表参道の202段の石段を登ります。

鹽竈神社は陸奥国一之宮として古から敬われ、中世では奥州藤原氏、江戸時代には仙台藩伊達家が厚く信仰していたんだそうな。

早朝の神社はいいですね。境内に響くセミや野鳥の声。

松島町へ。

広々とした松島公園。

日本三景の1つ、松島。
自転車旅で訪れるのは6年ぶりです。

6年前の自転車旅で松島観光は網羅しているのでスルーでもいいのですが、やっぱりもったいないのでサラッと回ります。
まずは松島五大堂へ。

大同年中(807~809)、坂上田村麻呂が東征のとき、毘沙門堂を建立したのが由来なんだそうな。

福浦橋と自転車とでお写真一枚。6年前はこの橋を渡りました。

東松島市へ。

夏空の下をのんびり走ります。

石巻市へ。「がんばろう!石巻」の看板が見えます。
東日本大震災より一か月、津波に負けたくない地域を励ましたいと、地元の有志により書かれた看板なんだそうな。

みやぎ東日本 大震災津波伝承館へ。

石巻南浜津波復興祈念公園のなかにある震災伝承施設で、震災伝承の映像や展示があります。

石巻市震災遺構 門脇小学校。
東日本大震災をめぐる事象と教訓を後世に伝え継ぐために、震災遺構・展示施設として公開されているんだそうな。

今回の自転車旅の終着地、女川町へ。

スーパーおんまえや。2020年に町唯一のスーパーとして復活したんだそうな。

この自転車旅に出る前、女川町を調べていて出会った動画です。本当に頑張ってほしい。
東日本大震災 遺構 旧女川交番。
東日本大震災の大津波により、鉄筋コンクリートで作られた2階建ての女川交番は基礎ごと横倒しにされたんだそうな。
人々の復興の歩みを後世に引き継ぐとともに、二度と同じ悲しみや苦しみを味わうことの無いように願い、震災遺構として保存されたんだそうな。

シーパルピア女川。
2015年12月にオープンしたテナント型商業施設です。女川駅から海へとのびる遊歩道沿いに複数の店舗が並んでいます。

シーパルピア女川を含むこの一帯は道の駅「おながわ」として登録されているんだそうな。

女川港に伸びる遊歩道と自転車とお写真一枚。

東日本大震災による津波で建物のほとんどが破壊された女川町だけど、これだけ復興していて素晴らしい。。。
今回の自転車旅の終着地、女川駅へ。JR石巻線の終点で、「女川温泉 ゆぽっぽ」が併設しています。
自転車を輪行袋に詰めてあとは電車に乗るだけの状態にしてから、のんびり湯に浸かって疲れを癒します。

湯上り後、冷房の効いた温泉の休憩室で読書。1~2時間に1本しかない電車がやってきたので乗り込みます。

女川駅から電車や新幹線を乗り継ぎ、東京の自宅へ帰りました。

4日目最終日は宮城県仙台市のネカフェから女川町まで、83kmほど走りました。

今回の自転車旅を終えて
今回は福島県いわき市~宮城県女川町まで、被災地の沿岸沿いを走りました。
今回走った距離はこんな感じ。
1日目: 44km
2日目: 54km
3日目: 123km
4日目: 83km
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合計: 304km大震災から見事に復興を遂げた街並みを眺めながら、夏空の下をのんびりサイクリング。最高の自転車旅でした。
と同時に、震災の爪痕も随所に残っており、いろいろと考えさせられる旅になりました。。
また来月、夏季休暇があるので、またどこへ自転車旅に行きたいと思うのでした。
2023/7/14(金)~7/17(月)の4日間、自転車で福島県いわき市~宮城県女川町まで、被災地の沿岸沿いを走ってきました。
このブログはその3日目(2023/7/16)の旅日記になります。
1日目の日記は
こちら。
3日目(2023/7/16)のスタート
3日目は福島県浪江町の「道の駅 なみえ」からスタートです。
昨晩、ここでテント野宿しました。

一晩お世話になった道の駅を出発です。

南相馬市へ。

灼熱の夏空の下、のんびり進みます。

相馬太田神社へ。

相馬氏累世の鎮守で相馬三社の一つなんだそうな。

鎌倉時代に相馬氏が移り住んだ際に、初めて住んだ場所とされてるんだそうな。

雲雀ヶ原祭場地へ。
相馬野馬追という、3日間にわたって行われる祭典が開催される場所なんだそうな。
甲冑に身をかためた約400騎の騎馬武者が腰に太刀、背に旗指物をつけて野原を疾走するお祭りだそうな。

「道の駅 南相馬」で休憩~

冷房で体を冷やしつつ、のんびりご当地物産を眺めます。

相馬市へ。

「道の駅 そうま」で休憩~

冷房で体を冷やしつつ、のんびりご当地物産を眺めます。

道の駅のレストランで昼食。外が暑すぎるので、冷たいざるそば。

相馬中村神社へ。

相馬家代々の氏神として崇敬されてきた神社だそうな。
自転車旅で立ち寄る様々な社寺で、いろんなお願い事をしています。

相馬市 伝承鎮魂祈念館へ。海沿いにあります。

東日本大震災の津波により被災した尾浜・原釜地区、磯部地区の震災前の風景を後世に伝える施設だそうな。

その隣に原釜尾浜海水浴場があります。多くの海水浴客で賑わっています。

相馬復興市民市場 浜の駅 松川浦へ。

相馬で水揚げされた新鮮な魚介類をはじめ、地元農産物や加工品、お土産などもが販売されてて、フードコートもあります。

福島県を抜け、宮城県へ。
やまもと夢いちごの郷で休憩~

町の特産品や旬の野菜、新鮮な魚介類、地場産品などを扱う直売所です。

竹駒神社へ。
6年前の自転車旅でも訪れました。

竹駒神社は内陸を走る国道4号と海沿いを走る国道6号が合流する地にあります。
6年前は国道4号経由で、今回は国道6号経由です。

竹駒神社は日本三稲荷のひとつで、東北地方で一、二を争うほどの初詣客が訪れるんだそうな。

今日は灼熱で熱帯夜になりそうなので、テント野宿でなく仙台市のネットカフェで一泊することにしました。
ネカフェの隣にあるレストランで夕食。

この日は福島県浪江町の「道の駅 なみえ」から宮城県仙台市のネカフェまで、123kmほど走りました。
4日目の日記へ
2023/7/14(金)~7/17(月)の4日間、自転車で福島県いわき市~宮城県女川町まで、被災地の沿岸沿いを走ってきました。
このブログはその2日目(2023/7/15)の旅日記になります。
1日目の日記は
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2日目(2023/7/15)のスタート
2日目は福島県双葉郡の「道の駅 ならは」からスタートです。
昨晩、雨の当たらないこの位置でテント野宿しました。

一晩お世話になった道の駅を出発です。

出発して4kmほどで雨が降ってきました・・・
ちょうど「笑ふるタウンならは」というショッピングモールがあったので雨宿り。

その向かいに「みんなの交流館 ならはCANvas」があります。
2Fにフリースペースがあり、自習席や無料のマッサージ器もあります。ここで雨が止むまで読書してました。

正午過ぎに雨が上がったので出発し、福島第一/第二原子力発電所の横を走る国道6号線を北上していきます。
この国道6号線の両サイドはいまだに立ち入り禁止区域、帰還困難区域が広がっています。
東日本大震災・原子力災害伝承館へ。

伝承館の隣にある双葉町産業交流センター(F-BICC)のフードコートで先に昼食。
なみえ焼そば。福島県双葉郡浪江町の安くておいしい、昔から親しまれる極太麺の焼きそばだそうな。

昼食後、お隣の東日本大震災・原子力災害伝承館へ。

東日本大震災と津波に伴う原子力災害を後世に伝えることを目的とした施設です。

今回の自転車旅の目的の1つは、被災地の復興を肌で感じることでした。
この施設では、それをまざまざと伝えてくれます。

震災遺構 浪江 町立請戸小学校へ。

倒壊を免れた校舎に刻まれた脅威を後世に伝えるため、2021年より震災遺構として公開されているんだそうな。

海岸のすぐ近くにあるんですが、全員が無事避難することができた奇跡の学校だそうな。
ところどころにある当日の状況を説明したパネルに泣かされる・・・

小学校と自転車と、お写真一枚。

「道の駅 なみえ」へ。今日の宿営地です。

浪江町の復興のシンボルとして、令和3年3月20日にオープンした道の駅です。

道の駅内にあるラッキー公園。

お隣に子羊。

「いこいの村なみえ」へ。日帰り入浴施設があります。
のんびり湯に浸かり、疲れを癒します。

NHKの「ドキュメント72時間」で
「福島・浪江 小さな弁当屋にて」で特集されていたお弁当屋さん。

その向かいにイオン浪江店があります。
こちらもドキュメント72時間
「福島・浪江 年の瀬、ふるさとのスーパーで」で特集されていました。

イオンのフードコートで湯上りの一杯。1日の旅を終えて、ささやかな幸せ。

お隣の中華料理屋さんで夕食。

お隣の道の駅にテントを張り、就寝~
この日は福島県双葉郡の「道の駅 ならは」から浪江町の「道の駅 なみえ」まで、54kmほど走りました。
3日目の日記へ
2023/7/14(金)~7/17(月)の4日間、自転車で福島県いわき市~宮城県女川町まで、被災地の沿岸沿いを走ってきました。

これまでの自転車旅(日本一周)の経路
これまで長期休暇を何回か使って、小分けにして自転車で日本一周を目指してきました。経路はこちら。

日本一周とは別に、以下の場所へも自転車で旅をしてます。
今回の自転車旅の経緯
7月中旬の3連休に有給休暇を1日くっつけて、4連休にしました。
自転車旅、今回はどこ行こうかな~、といろいろ検討した結果、今回は福島県いわき市~宮城県女川町まで、被災地の沿岸沿いを走ってみることにしました。

このコースは
6年前の自転車旅の際、原発事故の影響で通行禁止区域になってて迂回せざるを得なかったルートで、ずっと心残りだったのです。
去年、ようやく通行禁止区域が一部解除されて通れるようになったので、今回、復興地をめぐる旅に出ることにしたのでした。
1日目(2023/7/14)のスタート
輪行で福島県のいわき駅へ。品川駅から直行の特急列車が出ているので、自宅から乗り換えなしで便利。

いわきは
6年前の自転車旅で宿営地にした街です。
もう6年経ったけど、あの日のこともよく覚えています。懐かしい・・・
いわき駅前で輪行袋から自転車を出して組み立て、さっそく自転車旅スタートです。

まずは大國魂神社へ。大杉が凄い。推定樹齢1,000年だそうな。

いわき最古の神社だそうで、「いわきの大黒様」として親しまれてるんだそうな。
今回の自転車旅の交通安全祈願をしました。

復興サイクリングロード「 いわき七浜海道」を走ります。

道の駅 よつくら港へ。

道の駅でご当地物産のんびりを眺めます。

道の駅で昼食をいただきました。

波立寺へ。アジサイがたくさん見えますが、アジサイ寺とも呼び親しまれてるんだそうな。

大同元年( 806)に創建された由緒あるお寺だそうな。

波立寺の向かいに弁天島があります。
朱塗りの橋がシンボルとなっており、初日の出スポットとして人気なんだそうな。

橋を渡り、弁天島へ。高い位置にいくつかのお堂っぽいものがありました。

小雨が降ってきたのでイオン広野店で休憩。雨が上がるまで、フードコードで読書しながらのんびり待ちます。
今年はまだ梅雨が空けてないのです。

4時間ほどイオンで足止めになりましたが、急ぐ旅でもないし、よい読書タイムになりました。
雨が止んだので出発。二ツ沼総合公園へ。

広大な芝生エリア、大型遊具のある遊具エリア、バーベキュー広場、体育館などのある総合公園です。

Jヴィレッジ (J-VILLAGE)へ。
広大な敷地の中にサッカーナショナルトレーニングセンターやスタジアムがあります。

「道の駅 ならは」へ。今日の宿営地です。

日帰り温泉が併設してます。のんびり疲れを癒します。

湯上り後、物産館でのんびり物産を眺め、ビールを購入。

物産館の上に広々とした休憩施設があります。

ここで至高の一杯。この道の駅はほんと至れり尽くせりで快適。

道の駅のレストランで夕食。

道の駅でのんびり閉店時間まで休憩後、テントを張り、就寝~
この日は福島県いわき駅から双葉郡の道の駅まで、44kmほど走りました。
2日目の日記へ
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