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「リンスタカフェ vol6 インタビュー」に参加しました

2015/6/8(月) 「リンスタカフェ vol6 インタビュー」に参加してきました。

DoorKeeper
https://devlove.doorkeeper.jp/events/26209

場所は六本木のディップ株式会社さんです。
参加者は20人くらいでしょうか。

とても久々のDevLove参加なのです。
ちなみに私、ちょうど横浜道場スプリントで、開発チームでインタビューの台本を作っているところなのです。
なので、この勉強会はちょうどよいタイミングだったのでした。

この日はイベントのタイトルに「カフェ」とあるように、ビールやピザを食しながらの進行でした。
最初にみんなで乾杯してピザなどを戴き、しばらくして進藤さんの発表がありました。

■ 進藤さん発表 「Lean Interview」
「Lean Interview」 誰でも、ほぼコストゼロ、1日でできるインタビュー法 from 圭 進藤


以下、個人メモ。

  • 発表時に「インタビューを実践している人?」という問い掛けが参加者にありましたが、手が上がったのは半分くらいでした。
  • スライドP.5に「予算2万円」とありますが、大体5千円くらいでもできるそうです。
  • 謝礼にお菓子を使ってるとのこと。謝礼という概念は私にとって斬新でした。全然頭になかったなぁ・・・

■ 5つの原則
1. インタビューしようとしない
インタビューしようとすると台本を作ったりして、準備が終わらない。回答が聞けなくなる。

2. 1回のインタビューで被験者は最大5人まで
仕事が大きすぎないようにする。

3.発話、撮影、録音など難しいことはしない。
ユーザの緊張度とかこちらのリテラシーを考えると得策ではない。

4.取り囲まない、グルインしない
背広のおっさんが囲むと取り調べになる。

5.1人試して、また増やす
まずひとりやってみる

■ 設計編
1.候補者選び
1人候補者を選んで、その知り合いを辿っていくとのこと。
知り合いを辿る、という考えは無かったので参考になりました。

2,スクリプト作り
インタビュー台本だけでなく、会話をどんなふうに組み立てるかまで考えてシナリオ化(スクリプト化)する。
3.リクルーティング
サービスが最も刺さりそうな人をペルソナにする。

■ 設計の3ステップ
1.シーン、コンセプト雑談
シーンとコンセプトを決め、雑談をする。

2.サービス体験
雑談の後に、サービスの体験をさせる。1で、あるね、となったら2へ行く。そうならないなら2へ行かない。

3.質疑応答

■ スクリプト
  • スクリプトは、挨拶からリクルーティングへ。入りのトークと、デモトークをする。ナンパっぽい。

■ リクルーティング
  • リクルーティングの優先度は 対面 > 電話 > メール の順。
  • メールはシンプルにして、レスポンスがあった人だけをリクルーティングする。

■ インタビューに持っていく3点セット
1.付箋
2.サービスを印刷したもの
3.謝礼

■ インタビュー実践編
  • オープニングトークのアイスブレークでは、例えば乗ってきた交通機関の話とかして、その後に趣旨の話をする。
  • 「どんな趣旨だと思います?」みたいな質問も交える。
  • ソリューションは最後の方に話をする。
  • ペーパーモックやデモを使って、ユーザが使っている状況を観察する。
  • 「できるだけアホそうな顔」で生暖かく会話に乗り、気づいたことをメモる。

■ 振り返り
  • 1人目が終わったら必ず振り返りをする。
  • そして、次の被験者にインタビュー行くかを決める。
  • 1人目で、「これ、なくねーか・・・?」ということもある。

■ 発表終了後のディスカッション
  • 観察に基づいてしかUIの改善はしない。なぜなら、ユーザは頭よさそうなコメントになるよう、頑張ろうとするので。
  • 想定外のシーンの方がユーザには自然だったりすることがありえる。
  • 評価は、支払い価値でやる。「はい/いいえ」ではやらない。
  • ユーザに感想を求めた時、「個人的に~」から話し始めた時は要注意。何かしら条件付きな考えを持っている。
  • 観察と重なるなら、改善候補に入れる。行動と発言に合うものだけを改善に回す。
  • 1回、インタビューやってみることをオススメする。やってみると、実際、想定外のことに気づく。
  • 人づてだと、1人捕まえると更に2~3人の被験者を捕まえられる。
  • Twitterだと100人に話しかけて2~3人くらいしか回答はもらえない。
  • ユーザの中で声が大きい人にまず声をかけるのが有効。
  • インタビューを邪魔しているものに、「盲信」があった。これでいいはずだ、と信じてしまっていた。
  • インタビュー、と構えるより、普通に会話しようとしないと、しゃべる内容を忘れたりする。
  • 相手と共感する会話を選ぶ。例えば相手の持ち物とか。「そのバック、あそこのバックですよね」みたいな。
  • ハローワークの出口インタビューだと10人中、5人くらいインタビューに乗ってくれた。
  • 渋谷の街頭でインタビューしようとすると、数%くらいしか回答が得られない。ナンパと思われる。
  • なので最近は人づてでインタビューすることが多い。
  • 「このサービスを紹介できる知り合いいませんか?」と相手に聞いて、「うーん・・・」となると、そのサービスがイケてない可能性がある。
  • なので、「このサービス、イケてないですかね・・・?」とちゃんと聞くこと。
  • 「うーん・・・」となると、イケてない。
  • 「そんなことないよ」と即答で答えてくれると、本当に紹介できる人がいないことが大半。


次に川鯉さんの発表です。

■ インタビューの失敗談とリーン顧客開発

LeanCustomerDevelopment from Kouki Kawagoi


「リーン顧客開発」という書籍を読んで得られた気付きを紹介されています。

リーン顧客開発 ―「売れないリスク」を極小化する技術 (THE LEAN SERIES)
シンディ・アルバレス
オライリージャパン
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「先に仮説を立ててインタビューする。話を聞いて驚かなくなったら止める。」
「インタビューはアーリーアダプターではなく、切実な課題を抱えているエバンジェリストに対して行う。」
「インタビューアは、人に紹介してもらう。適切な人が集まるところへ行く。」

どれも刺さります。この本を読んでない私にとってとても参考になりました。


■ 書籍「マーケティング/商品企画のための ユーザーインタビューの教科書」の紹介
著者のお一人である伊藤さんより、下記書籍の紹介がありました。



この本はもともと、DevLoveのとあるイベントがキッカケで執筆に至ったらしいです。
書籍では、インタビューそのものだけでなく、インタビュー計画とか、人をどう集めればよいか、とか、インタビューの前後に行うべきポイントまで扱っているとのこと。
あと、ジャーナリズムではなく商品開発に対するインタビューにフォーカスしているそうです。
連名の執筆者さんは、調査会社などで実際に現場でインタビューをやってきた方々だそうです。

あと、書籍付録の「インタビューテンプレート」なるものが公開されています。
Interview Template ver1.00 from Userinterview textbook


至れり尽くせりですねー


■ ディスカッション
参加者全員で、ディスカッションしたいテーマを付箋に書き出しました。
20150608_develove2.jpg

その中からいくつかテーマを選んで、みんなでディスカッションをしていきました。

■ インタビューをやって良かった事
  • ダメなことに気づけた。
  • 使われ方が想定と違うことに気づけた。
  • 対象分野に異常に詳しくなった。おかげで実生活に役立った。
  • 自分の知見が広がった。
  • いろんなパターンで考えられるようになった。
  • 自分の人生とは接点をまったく持たない人と関われた。
  • 人を見る目が変わった。相手の靴、かばん、腕時計、スマホ、メガネはチェックするようになった。
  • それらをチェックすることで、相手の趣味嗜好が予測できる。
  • あ、お金がない中で頑張ってるな、とか。
  • 知っている内容でも「~ということですよね?」と確認するようになった。
  • 電話や街頭でインタビューを受けても断らなくなった。相手のインタビュー方法を観察することで勉強になる。


■ エンドユーザ(実際の使い手)とカスタマー(実際にお金を出してくれる人)の、どちらへのインタビューに重きをおくべきか?
  • リスクの高い方、自信のない方から聞くようにしている。
  • エンドユーザとカスタマーの、互いの合意点を見つけることが難しい。互いの利益が相反することが多いので。
  • シーソーの強い方に聞く。例えば、ダイヤモンドは供給側が強くて、おむつのパンパースは需要側(ユーザ側)が強い。
  • マッチングモデルで、どちらを先に取ったほうが魅力的なのかを考える。


■ インタビュー時に注意していること
  • インタビュー対象を見つけられないようなら、その分野へは攻めるべきではないのかもしれない。
  • 課題をきちんと持つこと。


■ 切実さ
  • 「~は切実な問題ですか?」とインタビューされても、それが自分にとって切実なのかどうかを判断するのは意外と難しい。
  • ケース・バイ・ケースなことが多い。
  • 「Running Lean」という書籍では、「切実かどうかは、代替案を取っているかどうかで判断する」と書いてある。
  • 本当に困っている人は、代替案を探して解決しようとするはず。
  • 代替案があることを知らない、というのは、切実さが足りない、という考え方。


■ おまけ
ディスカッション終盤の机。ビール、ピザ、お惣菜、美味しく頂きました~
20150608_develove1.jpg



■ 感想
このブログ書いてる前日も、横浜道場スプリントの開発メンバー4人で集まって、インタビュー台本について議論したところでした。
ということで私にとってこのイベントはピンポイントなネタだったのである。
インタビュー経験もなく、その手の本も読んだことがない私にとって、とても勉強になる内容がいっぱいでした。
書籍もいくつか紹介されていたので読んでみたいと思います。

あとは、この日INPUTした内容を実際のインタビューの場でどうOUTPUTするか。
実践あるのみ。

参加者の皆様、関係者の皆様、ありがとーございました。
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